ドイツで見つけた切り絵のポストカード 〜モミの木の飾り付け〜
買い付けの度に少しづつ集めている切り絵のポストカード。その中からクリスマスの季節にぴったりの絵柄をご紹介します。
まずは、仲良くモミの木にクリスマスの飾り付けをする親子が描かれたカード。赤ちゃんを抱くお母さん、きらめくオーナメントに手を伸ばす赤ちゃん。大好きなお人形を抱えてお母さんに寄り添う女の子。モミの木やロウソク、お下げ髪の細やかな部分まで切り絵で表現された繊細な図柄です。
黒いシルエットは影絵のようにも見え、懐かしい気持ちと幼い頃のちょっぴり不安な心情、物語を想像する気持ちなどがかき立てられます。
1920〜40年代のカードによく見られる小さめのサイズ、茶色く灼けたカードの色あい、カットワークで表現されたクラシックな文字「Frohe Adventzeit」(ドイツ語でメリークリスマス)。
味わい深いアンティークカードを、クリスマスのお部屋にぜひどうぞ。
*プリシュケが活動の場を西ドイツへ移す以前のツィッタウ時代(1912〜1945)に作られたものです。
この作品の作者はドイツのポーランド国境付近 シレジア地方に1983年誕生したGEORG PLISCHKE(ゲオルク・プリシュケ/1973没)。美術教師の父を持ち、大学で歴史や考古学を学んだ後、切り絵作家として活動をはじめた芸術家です。1912年に初めての作品を発表して以来、故郷 ツィッタウの風土や歴史、民話、人々の暮らしを題材に多くの作品を生み出します。1945年には活動の場を西ドイツへ移し、バイエルンUnterwössenで出版社を構えます。ドイツの心を表現し続けたプリシュケの作品は高い評価を受け、書籍の装丁、カードやステーショナリーなどの印刷物が長きにわたって重版されるなど、現在も尚多くの人から親しまれています。
サイズ:8.8cm×14cm 在庫:1点→0
***おかげさまで完売いたしました。ありがとうございます。
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