フィン・ウゴル語系の民族の伝統衣装、工芸、装飾品などを紹介した書籍。ハンガリーのカメラマンIstvan Racz がフィンランド・ナショナルミュージアム、ハンガリー民族博物館、スウェーデン、ノルウェーなどの博物館所蔵品を多数の写真に収めた充実の大型資料本です。
フィン・ウゴル語民族とは、ウラル山脈一帯の北方民族、フィンランド、カレリヤ地方、エストニア、ラップランド、そしてハンガリーを指します。ハンガリーは唯一中央ヨーロッパへ言語が飛び火した珍しい事例ともいわれていますが、言語を同じくし装飾文化などにも共通したものがあります。
北欧、ロシア、ハンガリーと広域にわたるフィン・ウゴル語系の民族の衣装や装飾品。民族衣装を中心に、織物、刺繍、毛糸編み、白樺細工、ビーズ細工、革細工、銀細工、木工、陶芸など独自のスタイルをカラーとモノクロの写真で紹介した本書。3.5cmと百科事典なみに分厚い本書の大半が写真。解説は英語なので十分に読み解くことができるかと思います。
民族衣装、伝統工芸への造詣を深める貴重な資料本。専門家の方へもお勧めの逸品です。


＊ダストカバーに破れ、痛みがありますが、本編はとても良いコンディションです。

品　番：EH-088
サイズ：22cm×29.5cm　厚さ3.5cm
在　庫：1点→0
価　格：SOLD OUT

＊1977年 ハンガリー発行／英語　
ハードカバー　337ページ（解説50ページ、残り全ページにカラー、もしくはモノクロ写真）