1982年に国際アンデルセン賞を受賞したポーランドの画家 Zbigniew Rychlicki（ズビグニエフ・リフリツキ）が挿絵を担当したポーランド絵本のチェコ語翻訳本です。ドイツ語、ハンガリー語など多くの東欧諸国語に翻訳された名作です。
ほぼ1見開きで完結する子グマのミーシャの日常と冒険を描いた72編のショートストーリー。
前半33編は、どこか哀愁漂うしっとりとした水彩画のタッチで、クマちゃんや動物、風景が描かれています。
また後半の39編は、水彩をベースに、滲みやスプラッシュ、デカルコマニー（絵の具を垂らした紙を2つ折りにしたり、別の紙を押しつけて吸い取らせたりすることで偶然に出来る模様や形を写し取る技法）、ファブリックなど多くのマチエールを使い、個性的な色と表情を作り出しています。
ズビグニエフ・リフリツキの魅力をたっぷりと堪能できる1冊。アートワークやコラージュに興味のある方にもお勧め書籍です。


＊75ページと81ページの右上角に折れがありますが、その他は綺麗な状態です。

品　番：EH-084
サイズ：20cm×26cm　厚さ1.5cm
在　庫：1点→0
価　格：SOLD OUT

＊1979年 チェコスロバキア発行／ チェコ語　
ハードカバー　144ページ（全ての見開きにカラーイラスト）