お馴染みグリム童話の名作「長靴をはいた猫」のお話です。
イラストを担当するのはRegine Grube-Heinecke。切り絵や版画のような技法を用いて描かれる、とてもシュールな世界。黒とカラーとのコントラストが怪しく冴え、度肝を抜くような登場人物たちの大小のサイズ感や遠近感のつけ方、誌面構成に、とても驚かされます。
遠い昔、口づてに広がっていった民話の、どこか怖く怪しげな部分までもがイラストから伝わってくるような本書。「大人のための絵本」と呼ぶにふさわしい芸術性の高い1冊です。

＊背表紙、表紙角に傷みはありますが、中面の状態は良好です。

品　番：EH-050
サイズ：18.5cm×27cm　厚み0.9cm
在　庫：1点→0
価　格：SOLD OUT

＊1974年発行（初版本）／ドイツ語　
ハードカバー　　32ページ（オールカラー 全ページにイラスト）