「赤い白鳥」。不思議でわくわくするようなタイトルの1冊は11編からなるおとぎ話集です。
カレル・ヤロミール・エルベン、マリー・マエロワ、イジー・ホラークなどの作家のお話にチェコを代表する画家カレル・スヴォリンスキーが挿絵を担当しています。
小鳥や草花、お姫様、森の小動物など儚く可愛らしい生き物から、蛇やドラゴンといった怪しげなモティーフもスヴォリンスキーならではの色彩の洪水に溶け込んで美しく生き生きと描かれています。
1ページ全面をたっぷりと活かしてレイアウトされるイラスト1４点に加え、各お話の冒頭に配される小さなカットイラストもとても詩的で見逃せません。
ややクリーム色がかったしっとりした紙の風合いにスヴォリンスキーの虹のような色彩が美しい1冊です。

＊113ページ目（最終無地ページ）に覚え書きの書き込みがあります。

品　番：EH-028
サイズ：21×29cm　厚み1.5cm
在　庫：1点
価　格：3,360円

＊1980年発行・チェコ語　　ハードカバー112ページ（全面カラーイラスト14点　カットイラスト12点）