フランスのマーガリンメーカーASTRA社の販売促進用に制作されたカードです。セールスプロモーションの一環としてメーカーが発行したもので、顧客、販売店、関係者などへむけて使われたものです。
ASTRA社の歴史は古く、1869年にナポレオン3世が軍用、民間用にバターの安価な代用品を募集したところ、フランス人化学者イポリット・メージュ・ムーリエ氏が考案。のちにそれをマーガリンと呼ぶようになり1910年 ASTRA工場で製造することとなります。

こちらのカードの表面にはマーガリンを使った「フランス風エンドウ豆」のレシピが書かれています。お鍋に新鮮なエンドウ豆、小タマネギ、パセリと125gのASTRAのマーガリン、少量の水と好みで砂糖を入れ弱火で煮て、しあげに小麦粉にマーガリンを溶かしたソースを掛けて召し上がれ。とのことです。可愛らしいコックさんがお豆と奮闘している様子がこの時代ならではのイラストで描かれていますね。（ASTRAのロゴから1920〜40年代のものです）
イラストレーターは1920年代から絵本や広告の分野で活躍する Beatris Mallet（ベアトリス・マレ）によるもの。30年代には子供服メーカー プチ・バトーの広告にも携わるなど世界中に多くのファンが存在します。

ポスターや広告、ノベルティーなどアドバタイジングとよばれる企業の販促物は世界中でもコレクタブルな人気アイテムです。


＊フランス発行　（1920~30年代頃）
＊古い時代の未使用品です。綺麗な状態で保存されています。

品　番：BG-233
サイズ：9cm×14cm
在　庫：1点→0
価　格：SOLD OUT