1893年に「理想のベーキングパウダー」の開発に成功した当時薬剤師だったDr.August Oetker。以後一般家庭で使う標準量（小麦粉500g）に対してぴったりな量のベーキングパウダーを小分けにして小包装で売り出します。バニラの香りの粉砂糖やプディングの元、ケーキミックスなどを次々に発表。煩わしい材料の計量がいらず、お菓子作りが絶対に失敗しないと、大きな反響を得ました。100年以上の歴史をもち、今も尚、時代にフィットする新製品を開発し続けるドイツの製菓材料のメーカーです。
早くからドイツ周辺国へも輸出されていたDr.Oetker の製品にはセールスプロモーション用に小冊子などノベルティが付いていました。
こちらは「最も必要としているのは誰か」というタイトルの２つ折り小冊子。中には製品の特長やレシピなどがチェコ語で書かれています。キッチンに立つエプロン姿の女性。小箱に入ったDr.Oetker 君が何やら熱心に説明しているようです。バケツや箒たちにも顔があって、ほのぼのと可愛らしい。
イラストや広告のタッチから古い時代のものだと推測されます。


ポスターや広告、ノベルティーなどアドバタイジングとよばれる企業の販促物は世界中でもコレクタブルな人気アイテムです。

＊チェコスロバキア発行
＊古い時代ものですが良いコンディションです。